白く霞んだ吐息に別れを告げ
空をあおいで息飲み待ち続ける
足並み揃え踏みとどまる必要性
自分偽りやることはそれだけかい?
この色だけは永久に続くと信じた
残酷だけが今を築いてく
咲きかけた花の散りゆくその姿
甘美な憂い絡む指先
待ち望む雨とその向こう側を
叫ぶ声が響く夕暮
夢を見ていた 近づけば遠ざかる
「月に叢雲 花に風」の意味
枯れてゆくならなぜ強がるのだろう
目をかけられず崩れるも悪くない
この両手で守れると信じていた
揺蕩い繰り返すは過ち
愛した君から去り行くこの場所
甘美な憂い絡む指先
吹きすさぶ風のその向こう側に
無防備な僕に何が待つのか
まだ地図に無い場所で繰り返す季節
時を刻み揺れ散って流れ芽吹いて
眠るは束の間またあの日が来る
日を浴び輝く 思い出せあの色を
雨に濡れて 風に揺れて